SourceSage MCP

概要

SourceSageは、プロジェクトのディレクトリ構造を美しいマークダウン形式で可視化するMCPサーバーです。TypeScriptで実装され、高度なカスタマイズ性と柔軟な除外パターン機能を提供します。また、各ファイルの内容を自動的にドキュメント化し、プロジェクトの全体像を把握しやすくします。

主な特徴

• ディレクトリ構造のマークダウン形式での出力
• 美しい木構造表示（ASCII art）
• ファイル内容の自動ドキュメント化（言語別のシンタックスハイライト付き）
• 柔軟な除外パターン（.SourceSageignore）
• ES2022とNode16モジュールシステムによる最新の実装
• 厳格な型チェックによる高い信頼性

技術スタック

• TypeScript (ES2022ターゲット)
• Model Context Protocol SDK (v0.6.0)
• Node.js (Node16モジュールシステム)
• glob (v11.0.0) - ファイルパターンマッチング
• ignore (v6.0.2) - 柔軟なファイル除外機能

プロジェクト構造

source-sage/
├── assets/
│   └── header.svg          # プロジェクトヘッダー画像
├── src/
│   └── index.ts           # メインサーバー実装
├── build/                 # コンパイル済みJavaScriptファイル
├── .gitignore            # Gitの除外設定
├── .SourceSageignore     # SourceSage固有の除外設定
├── package.json          # プロジェクト設定・依存関係
├── README.md            # プロジェクトドキュメント
└── tsconfig.json        # TypeScript設定

TypeScript設定

{
  "compilerOptions": {
    "target": "ES2022",        // 最新のECMAScript機能を活用
    "module": "Node16",        // Node.js 16の最新モジュールシステムを使用
    "moduleResolution": "Node16",
    "outDir": "./build",      // コンパイル済みファイルの出力先
    "rootDir": "./src",       // ソースファイルのルートディレクトリ
    "strict": true,           // 厳格な型チェックを有効化
    "esModuleInterop": true,  // CommonJSモジュールとの相互運用性を確保
    "skipLibCheck": true,     // 型定義ファイルのチェックをスキップ
    "forceConsistentCasingInFileNames": true  // ファイル名の大文字小文字を厳格に管理
  }
}

インストール

npmからインストール

npm install -g @sunwood-ai-labs/source-sage-mcp-server

ソースからビルド

git clone https://github.com/sunwood-ai-labs/source-sage-mcp-server.git
cd source-sage-mcp-server
npm install
npm run build

使用方法

MCPサーバーとしての設定

1. MCPの設定ファイルに以下を追加:

{
  "mcpServers": {
    "source-sage": {
      "command": "node",
      "args": ["C:/path/to/source-sage/build/index.js"]
    }
  }
}

使用可能なツール

generate_structure

プロジェクトのディレクトリ構造を生成し、ファイル内容も含めた詳細なドキュメントを作成します。

interface GenerateStructureArgs {
  // 構造を生成するディレクトリのパス（必須）
  // 必ず絶対パスで指定してください
  path: string;
  // .SourceSageignoreファイルのパス（オプション）
  // 指定する場合は絶対パスで指定してください
  ignorePath?: string;
}

使用例

// 絶対パスでの使用（推奨）
const result = await mcpClient.callTool('source-sage', 'generate_structure', {
  path: 'C:/Users/your-name/path/to/your-project',
  ignorePath: 'C:/Users/your-name/path/to/your-project/.SourceSageignore'
});

出力サンプル

実際のプロジェクト構造の出力例：

#  Project: source-sage

##  ディレクトリ構造

OS: win32
Directory: C:Usersyour-namesource-sage

└─ source-sage/
   ├─ src/
   │  └─ index.ts          # MCPサーバーの主要な実装
   ├─ package.json         # プロジェクトの依存関係と設定
   ├─ README.md           # プロジェクトの詳細な説明
   └─ tsconfig.json       # TypeScriptのコンパイル設定

この出力には以下の情報が含まれます：

• プロジェクト名とOS情報
• ディレクトリツリー構造
• 各ファイルの役割と説明
• .SourceSageignoreによる不要ファイルの除外

.SourceSageignoreの設定

プロジェクトのルートに.SourceSageignoreファイルを作成し、除外したいパターンを記述します。デフォルトで以下のような除外パターンが含まれています：

# バージョン管理システム関連
.git
.gitignore

# キャッシュファイル
__pycache__
.pytest_cache
**/__pycache__/**
*.pyc

# ビルド・配布関連
build
dist
*.egg-info

# 一時ファイル・出力
output
output.md
test_output
.SourceSageAssets
.SourceSageAssetsDemo

# アセット
*.png
*.svg
assets

# その他
LICENSE
example
folder
package-lock.json

出力例

  #  Project: my-project

  ##  ディレクトリ構造

  OS: win32
  Directory: C:pathtomy-project

  └─ my-project/
    ├─ src/
    │  ├─ index.ts
    │  └─ utils/
    │     └─ helper.ts
    └─ package.json

  ##  ファイル内容

  ###  `src/index.ts`
  **Type**: TypeScript Source File

開発者向け情報

主要な実装詳細

• Server Class: SourceSageServerクラスがMCPサーバーの中核機能を提供
• Tree Building:
  • buildTreeメソッドが再帰的にディレクトリ構造を解析
  • ディレクトリとファイルを適切にソートして表示
• File Filtering:
  • ignoreパッケージを使用して柔軟なファイル除外を実現
  • 豊富なデフォルト除外パターンとカスタム設定をサポート
• Content Generation:
  • ファイルタイプに応じた適切なシンタックスハイライト
  • ファイルの種類に基づく追加情報の提供
• Async Processing:
  • globパッケージを使用した効率的なファイル走査
  • 非同期処理による大規模プロジェクトのサポート

開発環境のセットアップ

# リポジトリのクローン
git clone https://github.com/sunwood-ai-labs/source-sage-mcp-server.git

# 依存関係のインストール
npm install

# 開発用ビルド
npm run build

# 開発サーバーの起動
npm run inspector

利用可能なnpmスクリプト

• npm run build: TypeScriptのコンパイルと実行権限の設定
• npm run prepare: インストール時の自動ビルド
• npm run watch: 開発時の自動コンパイル
• npm run inspector: MCPインスペクターの起動

コントリビューション

1. このリポジトリをフォーク
2. 新しいブランチを作成 (git checkout -b feature/amazing-feature)
3. 変更をコミット (git commit -m ' feat: 素晴らしい機能を追加')
4. ブランチにプッシュ (git push origin feature/amazing-feature)
5. プルリクエストを作成

ライセンス

MIT License - 詳細は LICENSE ファイルを参照してください。

関連リンク

• npm package
• GitHub repository
• バグ報告

メンテナー

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